被害金額1410万円「回収役の受け子」とみられるマレーシア人を逮捕 男は容疑を否認 広島・呉市

警察官をかたる電話で呉市に住む女性(85)が1410万円をだまし取られた詐欺事件で、受け子とみられるマレーシア人の男(36)が逮捕されました。 警察によりますと、住居不定のマレーシア人、ソン・ウィー・チャット容疑者(36)は、10月17日から31日までの間、他の人物と共謀して、呉市に1人で住む女性(85)に警察官をなりすまして電話をかけ「携帯電話や通帳が悪用されており、これを防ぐために口座から現金を引き出してほしい」 「調査のため引き出した現金を預かる必要がある」とうそを言って、現金1410万円をだまし取った疑いがもたれています。 女性は、1410万円を紙袋に入れて自宅の敷地内に置くように指示され、ソン容疑者は現金が入った紙袋を回収した「受け子」とみられています。 女性の関係者が警察に届け出し、周辺の防犯カメラの解析などからソン容疑者が特定されました。 警察の調べに対し、ソン容疑者は「わたしがやったかどうかはわかりません」と供述しています。 警察が事件の全容解明を進めています。

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