サッカー=ガラタサライ含むトルコ102選手、賭博問題で出場停止

[アンカラ 13日 ロイター] – トルコ・サッカー連盟(TFF)は13日、試合への賭博疑惑に関する調査の一環として、国内の上位2部リーグに所属する102選手に対し、期間の異なる出場停止処分を科した。 今月初め、国内のプロリーグで活動する審判員らがサッカーの試合に賭けていたことが調査で判明したため、TFFは審判員と副審の計149名を資格停止処分とした。さらに10日には、国内リーグのクラブ会長を含む8人が逮捕。全リーグの1024選手が暫定的な資格停止処分となり、2部と3部リーグは2週間の中断となった。 今回、TFFのプロサッカー規律委員会(PFDK)が発表した処分に関し、国内メディアはトップリーグから25人、2部リーグから77人の選手が対象となっていると報道。トップリーグのガラタサライに所属するエレン・エルマリ選手の45日間、メテハン・バルタチ選手の9カ月間など、一部の選手に45日間から最大12カ月間の出場停止処分が科された。 TFFの調査によると、同国プロリーグで活動する571人の審判の約3分の2に当たる371人が賭博アカウントを保有し、そのうち152人に賭博行為があった。同連盟のイブラヒム・ハチオスマノグル会長は、この状況を「トルコサッカー界の道徳的危機」と表現している。

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