「食事がうまくとれず口論」 同居の89歳母親に暴行加え死なす 傷害致死の罪で60歳息子を起訴

今年7月、広島市南区の自宅で、母親(当時89)に暴行を加えけがをさせた疑いで逮捕・送検された男(60)が暴行によって母親を死なせた「傷害致死」の罪で起訴されました。 起訴内容などによりますと、広島市南区皆実町の無職、松野敏之被告(60)は今年7月9日から21日までの間に、自宅で、同居する母親の川島宏子さん(当時89)の顔面や体を手で殴ったり足で蹴ったりするなどの暴行を加え、出血性ショックにより死亡させた罪に問われています。 広島地検は、約3カ月の鑑定留置を実施した結果、刑事責任を問えると判断。そのうえで、傷害の容疑で逮捕・送検されていた松野容疑者を、傷害致死の罪できょう起訴しました。 警察の調べに対し松野被告は容疑を認めたうえで「食事がうまく摂れず、口論になった。介護が大変だった」という趣旨の供述をしていたということです。

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