全国ニュースでもお伝えしていますが、去年9月、山形市内で少女を連れ去ったとして福島市の男が逮捕された事件で、少女は、上山市の山間部のテントで遺体で見つかり、近くに使用済みの練炭があったことがわかりました。 この事件は、去年9月2日、福島市の無職、岸波弘樹(きしなみ・ひろき)容疑者(36)が、10代の少女を山形市内で連れ去り誘拐した疑いで、きのう逮捕されたものです。 その後、少女は3週間後に遺体で発見されました。 その後の取材で、少女は上山市下生居の山間部に設置されたテントで、遺体で見つかったことがわかりました。 遺体の近くには使用済みの練炭があったということです。 ■男はこれまで3人の死に関わる 岸波容疑者は、今年1月と2月に、女性と男性の自殺を手伝ったとして、自殺ほう助などの容疑で逮捕されたのをはじめ、去年7月に、福島県郡山市で少女を車に乗せて連れまわし、わいせつな行為をしたうえで少女が自殺する手助けをしたとして、先月さらに逮捕されていました。 岸波容疑者は、これまでの事件で、合わせて3人の死に関わったとみられています。 警察は、今回少女が死亡した件についても岸波容疑者が何らかの事情を知っているとみて調べを進めています。