遺体見つかった炎上車、放火容疑者の知人名義 殺人容疑も視野に捜査

大阪府内の高速道路で炎上した車から男性の遺体が見つかり、この車に放火したとして会社員の浜田達也容疑者(37)=奈良県大和高田市=が逮捕された事件で、炎上した車は浜田容疑者の知人名義だったことが、大阪府警への取材でわかった。 捜査関係者によると、浜田容疑者は逮捕前の任意の聴取に「知人を刺して殺した」と説明したという。 府警は2人の関係性を調べるとともに、浜田容疑者がこの車を運転していた経緯を捜査している。 府警は15日、浜田容疑者を建造物等以外放火容疑で送検した。 捜査1課によると、浜田容疑者は3日午前4時35~40分ごろ、大阪府柏原市の西名阪自動車道上り線で交通事故を起こして停車中の車に放火した疑いがある。 現場の約1キロ手前にある料金所の防犯カメラには、事件当日に浜田容疑者が運転するこの車が映っていたという。 車はその後、ガードレールに衝突し、炎上。後部座席から男性の遺体が見つかった。司法解剖の結果、男性は50~60代で死因は不詳だった。 浜田容疑者は「車ごと燃やした」「車内にガソリンをまいて火を付けた」と話したという。 府警は遺体は浜田容疑者が「刺した」という知人男性の可能性があるとみて身元の確認を進め、殺人容疑なども視野に捜査している。 浜田容疑者の親族は取材に「何が起きたのか詳しいことはわかりません。ただ(逮捕容疑については)許されないことで、おわびの言葉もございません」と話した。(宮坂知樹、岡田真実)

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