映画『ブルーボーイ事件』の公開記念舞台挨拶イベントが、15日に行われ、主演の中川未悠さん(30)や、中村 中さん(40)、イズミ・セクシーさん(42)たちキャスト陣が登場。撮影時のエピソードを明かしました。 映画は1960年代、東京オリンピックと大阪万博に沸く日本が舞台。売春の取り締まりが強化される中、性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けた通称“ブルーボーイ”を街から一掃するため、検察が手術医を逮捕します。その違法性をめぐる裁判には、手術を受けたトランスジェンダー女性が証人として出廷し、この出来事は“ブルーボーイ事件”と呼ばれました。今作は、その史実が基になっている映画です。 自身もトランスジェンダー女性で、今回主人公・サチ役に抜てきされた中川さん。今回が初めての演技だったそうで「右も左も分からない状況だったんですけども、監督をはじめスタッフのみなさんや俳優のみなさまに、本当に助けていただいたので、サチという役を演じきることができたなと思っています」とあいさつしました。