インドの捜査当局は16日、首都ニューデリーで車が爆発し多数の死傷者が出たテロ事件について、車の登録名義人の男を逮捕しました。 ニューデリーにある世界遺産「赤い城」の近くで10日、赤信号で停止した車が爆発したテロ事件では、少なくとも12人が死亡しています。 ロイター通信によりますと、捜査当局は16日、車の登録名義人でインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方に住む男を逮捕しました。 逮捕された男は、車を運転し爆発で死亡したカシミール地方出身の医師の男と共謀したとしていて、車の購入を手助けするためにデリーに来ていたということです。 現地メディアによると、医師の男はパキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織とのつながりが指摘されています。 当局は、医師の男が所有する別の車を押収し捜査を開始したとしていて、事件の詳しいいきさつを調べています。