映画『ウィキッド 永遠の約束』のシンガポールプレミアでアリアナ・グランデに突撃した男が逮捕された。関係者は、2017年に爆破テロを経験したアリアナのPTSDが再燃することを懸念しているという。 CBS Newsによると、逮捕されたのはジョンソン・ウェンという26歳のオーストラリア人男性。現地時間11月14日にシンガポール当局により「公共迷惑行為」の容疑で逮捕され、有罪を認める意向を示しているようだ。すでに釈放されており、17日に出廷する予定となっている。 これまでも、ケイティ・ペリーやザ・ウィークエンドラスターを標的に、同様の騒動を起こしているウェンは、13日にシンガポールで開催された『ウィキッド 永遠の約束』のプレミアイベントにて、アリアナがシンシア・エリヴォやミシェル・ヨーらとファンサービスをしていたところ、柵を乗り越えて彼女に突撃。その際、近くにいたシンシアがアリアナからウェンを引き離すなどし、彼女を救ったことも話題になった。 アリアナは、2017年にマンチェスターで行ったコンサートの終了後に会場で爆破テロが起き、子どもを含む22名が死亡するという痛ましい事件を経験しており、以降PTSDを患っていることを公表している。 関係者はDaily Mailに対し、アリアナは爆破テロ以来、変わってしまったと述べ、「誰かが突然現れたり、突撃されたりすると、PTSDのような症状に陥り、最悪の事態をすぐに想像してしまうのです」と説明。今でもパニック発作を抱えており、全てをやめて隠遁生活を送りたいとさえ思っていると話す。 今回の騒動後、アリアナは「自分を落ち着かせようとしている」状態だといい、スタッフ側も警備を強化するなど、対策が練られているようだ。