JR白新線の普通列車の中で運転室のドアを足蹴りして破損させたとして宮城県亘理町の契約社員の男(66)が現行犯逮捕されました。男は「大学の同窓会で新潟市で酒を飲んだ帰りだった」などと話しているということです。 器物損壊の疑いで現行犯逮捕されたのは宮城県亘理町の契約社員の男(66)です。警察によりますと、男は3日午後10時49分から54分までの間にJR白新線の普通列車内で2つの運転室のドアを複数回足蹴りし破損させた疑いがもたれています。 電車は10時29分新潟発、村上行の6両編成の普通列車で、男は新潟市北区の豊栄駅から新発田市の佐々木駅の間で、列車内を移動し先頭と最後尾の運転室のドアをそれぞれ足蹴りし破損させたということです。 列車は佐々木駅で停車し、JR東日本新潟支社が新発田署に「男が暴れている」と通報しました。列車にはおよそ180人の乗客が乗っていましたが、乗客と乗務員にけがはありませんでした。この影響で列車1本が運休しています。 男は「新潟市で開かれた大学の同窓会で飲んだ帰りだった」などと話していて「電車内の扉を蹴って壊したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。 男は当時、酒に酔っていたもののろれつが回らなかったり、歩けなかったりなどという状態ではなかったということです。警察が詳しいいきさつを調べています。