『あなた名義の携帯から詐欺メール』 大阪府警・静岡県警を騙る 高知市の女性が現金50万円の被害【高知】

警察官を名乗る男から「あなた名義の携帯電話から詐欺のメールが送られている」などと言われ、高知市の50代の女性が現金50万円をだまし取られていたことが分かりました。 高知県警によりますと、11月13日、高知市の自営業の50代女性の携帯電話に携帯ショップ店員を名乗る男から「あなた名義の口座で携帯電話が契約されている。携帯電話から詐欺のメールが送られていて大阪府警が捜査する」と言われ、その後、大阪府警のイワタと名乗る男に代わりました。 男は女性に対し、「オンラインで被害届を出せる」とコミュニケーションアプリでのやりとりを指示し、被害届の写真が女性に送られました。 さらに翌日の14日、静岡県警のモガミを名乗る男や検事を名乗る男が電話にあらわれ、女性に対し、「口座をすべて教えてください。識別番号で不正に送金しているか分かる。持っているお金を移動させてください」と言い、女性は男の指示にしたがって、高知市内の量販店のATMで指定された仮想通貨に関する口座に現金50万円を振り込み騙し取られました。 これで今年に入っての県内の特殊詐欺の認知件数は89件、被害総額は4億6796万円となりました。 県警は「警察官がコミュニケーションアプリで連絡することはなく、お金の送金を要求することもない」とし、県民に注意を呼びかけています。 また、警察官を名乗る者から電話で「逮捕状が出ている」と言われた場合は、電話を切り、警察相談専用電話「#9110」に連絡してほしいとしています。

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