勤務先の特別養護老人ホームで入所者の女性に暴行してけがをさせたとして、千葉県警香取署は20日、香取市八日市場の無職、阿蒜(あびる)拓也容疑者(38)を傷害の疑いで逮捕した。阿蒜容疑者は容疑を認め、「ベッド上で介助していた際に抵抗したため、憤慨して殴った」という趣旨の話をしているという。 逮捕容疑は5月10日午後4時40分ごろ、香取市小見川の特別養護老人ホーム「水都苑」で入所者の女性(93)の顔を殴るなどの暴行をし、軽い打撲を負わせたとしている。 香取署によると、10月に施設責任者から「職員が入所者に暴力を振るった」と相談があった。阿蒜容疑者は2023年7月から水都苑で勤務していたが、この事件後に退職したという。【林帆南】