事件前後で4度着替え 逮捕の男、捜査警戒か 赤坂女性刺傷・警視庁

東京都港区赤坂の雑居ビル地下1階で40代女性が刺され重傷を負った事件で、逮捕された陸上自衛官大津陽一郎容疑者(43)が事件前後で、計4度着替えたとみられることが23日、捜査関係者への取材で分かった。 同容疑者は「家族がいることを伏せて女性と交際していた。6月ごろに女性から切り出され、円満に別れた」と話す一方、逮捕後は容疑を否認。警視庁捜査1課は同容疑者が警察の追跡を免れようとしたとみて調べている。 捜査関係者によると、防犯カメラの捜査で、同容疑者が事件当日の16日午前6時ごろ、私服姿で勤務先の朝霞駐屯地(練馬区)に入り、約30分後に青の上着で出る様子が映っていた。自転車で約20キロ離れた現場に向かう途中でさらに黒の上着に着替えており、事件後、逃走する際に再び青の上着になっていた。正午ごろに駐屯地に戻ると、午後1時ごろに朝と同じ私服姿で帰宅していたという。 当日は休みだったが、家族には「職場に行く」と伝えていたという。 女性は同日午前10時半ごろ、公演のために訪れた同ビル地下1階のライブハウス前で襲われた。 同課は23日、同容疑者を殺人未遂容疑で送検した。

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