5日朝、栃木県宇都宮市鶴田町の住宅で、頭や顔から出血した男性が見つかり死亡が確認された事件で、県警が殺人の疑いで、40歳前後の男を緊急逮捕したことが同日、県警への取材で分かった。県警は何らかの事情を知っているとみられた男を同市外で確保し、任意で事情を聴いていた。 県警によると、同日午前7時55分ごろ、関係者の女性から「頭から血を流している男性がいる」と119番があった。駆け付けた救急隊員らがその場で男性の死亡を確認した。男性は住宅の2階で倒れており、頭や顔から出血し、顔には切り傷があった。 男性は身長約170センチの中肉で40代という。1人暮らしとみられ、2階ダイニングで倒れていた。 現場は宇都宮中央署駒生交番近くの住宅街。同日午前5時15分には、現場近くを通りがかった通行人から「(住宅内から)怒鳴り声がする」と110番があった。同署員が駆け付けたが、室内から応答はなかったという。 県警は殺人容疑で逮捕した男から事情を聴き、動機や経緯を調べている。