教員が女子児童らを盗撮し、交流サイト(SNS)のグループチャットで画像を共有したとされる事件で、愛知県警熱田署捜査本部は27日、女児4人の着替えを盗撮したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反などの疑いで備前市立小の教諭(27)=岡山市=を再逮捕した。容疑を認めている。 再逮捕容疑は今年、岡山県内の施設で女児4人の着替えを盗撮し、うち1人が写った動画などを他人に共有した疑い。 捜査本部によると、容疑者は勤務校から押収されたデジタル時計型の小型カメラで盗撮したとの趣旨の説明をしている。動画などの共有先はグループのメンバーのうち、名古屋市立小の元主幹教諭(42)=同法違反罪などで公判中=と、横浜市立小の元教諭(37)=同=との3人のグループチャットだった。 容疑者は児童ポルノの動画データを所持したとする児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の罪で起訴されている。愛知県警は容疑者を含め北海道、東京、神奈川、愛知、岡山の5都道県の教員や元教員7人を摘発。全員起訴された。捜査本部によると、一連の事件の被害者は延べ60人以上となった。 【小郷康弘教育長のコメント】 報道された行為は子どもの尊厳・人権の重大な侵害であり、教育への信頼を著しく損なうあるまじき行為。極めて重く受け止めるとともに、改めて深くおわびします。児童の心のケアを第一に、再発防止策を徹底し、子どもを守るための環境づくりを早急に進めます。