香港の高層住宅火災で建設会社の3人を逮捕、可燃性資材で急速に火拡大か

【AFP=時事】香港警察当局は27日、北部大埔区の高層集合住宅で発生した火災について、建設会社の関係者の男3人を逮捕したと発表した。 出火元は不明となっているが、当局はすでに建物の修繕工事で設置された可燃性資材が、火災の急速な拡大に関与した可能性を調べている。 当局は建設会社が重大な過失によって事故を引き起こし、火災を「急速に制御不能に拡大させた」としている。 高層住宅の外壁は竹製の足場、ネットやプラスチックシートで覆われていた。 警察は予備調査の結果、多くの資材が防火基準を満たしていなかった疑いがあると述べた。 また、現場では発泡スチロールの梱包材が見つかった。これは極めて可燃性が高く、火災の急速な拡大につながった可能性があるとされている。 31階建ての建物8棟から成る総戸数1984戸の集合住宅は、26日に火災に見舞われた。消防士たちは一晩中消火にあたったが、27日朝になっても一部で火が残っている。 消防当局によれば、消防士1人を含む少なくとも44人が死亡し、数百人が行方不明となっている。また数十人が病院に搬送され、その中には重体の人も含まれている。さらに、約900人の住民が避難所に避難している。【翻訳編集】 AFPBB News

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