4日、熊本市で普通乗用車で自転車をはね、飲酒運転を免れようと警察に嘘の説明を した疑いで女が逮捕されました。女は容疑を一部否認しているということです。 【近くに住む人】 「大きい音がして、何だったんだろうと思っていたら救急車が何台も来て、主人が出てみたらいっぱい紙が散らばっていたから多分新聞屋さんじゃないかな」 【熊本竜太アナウンサー】 「当初、ひき逃げ事件として捜査していた警察官が現場付近を検索したところ、 こちらの駐車場に傷のついた車が駐車されていたということです」 逮捕されたのは熊本市西区に住む自称会社員・中村 汐里 容疑者(25)です。 過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱の疑い 警察によりますと、中村容疑者は4日午前4時すぎ、熊本市中央区新町の県道で、 酒気を帯びて普通乗用車を運転。自転車に乗っていた新聞配達員の男性と衝突し、 けがを負わせ、さらに飲酒運転を隠すため警察官に対し嘘の申し立てをした疑いが持たれています。 中村容疑者は事故の後、現場近くのコインパーキングに車を止め、現場に駆け付けた警察官に目撃者を装って説明していました。 警察は当初、ひき逃げ事件として捜査。 コインパーキングで破損した車を発見しナンバーを調べたところ、所有者が中村容疑者と判明しました。 警察官が中村容疑者を問い詰めたところ飲酒運転を認め、呼気からは基準値の3倍近いアルコールが検出されたということです。 調べに対して中村容疑者は「飲酒して事故は起こしたが、警察官に目撃者を装ったことは覚えていない」と容疑を一部否認しています。