皮膚に色素を注入して眉などを描くアートメーク用に、厚生労働省の承認を受けていない医薬品を広告し販売したとして、兵庫県警生活経済課と三田署は5日、医薬品医療機器法違反の疑いで、奈良県大和郡山市、会社経営の男(51)を逮捕した。 逮捕容疑は3月27日ごろから5月17日ごろにかけ、麻酔成分の入った未承認の医薬品「術前クリームアイアネスCR」など6点(計4万1800円)を大阪府泉大津市の女性ら4人に販売した疑い。ネット通販サイト内で、未承認の医薬品8品を広告した疑いも持たれている。おおむね容疑を認めているという。 同署は販売記録などから、年間約4千万円を売り上げたとみている。無資格でアートメークを施術したとされる美容エステ店を捜査する中で発覚した。