豊洲市場(東京都江東区)で魚のあらを盗んだとして、警視庁深川署は窃盗と建造物侵入の疑いで、中国籍で中央区勝どき、居酒屋「楽笑」経営、呉華維容疑者(66)を逮捕した。あらは、養殖魚の餌に加工する予定のものだったが、「調理すればまだ食べられると思い、かま焼きにしてお客さんに出したりした」などと話し、容疑を認めている。 逮捕容疑は、11月21日午後11時半ごろ、豊洲市場から魚のあら約30キロ(時価210円相当)を盗んだとしている。 深川署によると、呉容疑者が自転車の荷台につけた発泡スチロールや前かごにあらを入れる様子が防犯カメラに映っていたという。22日にも被害が確認され、市場関係者が警戒していたところ、26日に呉容疑者が現場付近に現れたため、110番通報した。