三重県、7人を懲戒処分 万引や飲酒運転、パワハラも

店舗で商品を盗んだとして、三重県は28日、職員2人を懲戒免職処分とした。また、自転車で飲酒運転をした職員2人を停職1月の懲戒処分に。パワーハラスメント(パワハラ)をした職員を減給10分の1(3月)の懲戒処分とし、監督責任として上司2人を戒告の懲戒処分とした。 県によると、松阪建設事務所保全室(松阪市)の男性主幹(52)=課長補佐級=は5月22日午後3時ごろ、明和町内のホームセンターで、マイクロSDカード(約4千円相当)を盗んだ。 男性主幹は当時、美化活動のボランティアに配布する資材を購入するため、公務で店を訪れていた。同僚が支払いをしている間、カウンターの近くにあった商品をポケットに入れて店を出た。 この店が被害届を提出し、警察による任意の捜査で容疑が浮上。男性主幹は警察の事情聴取に対し、容疑を認めた。窃盗容疑で書類送検され、10月9日に不起訴処分(起訴猶予)となった。 また、男性主幹は平成25年10月にも、大阪市のショッピングモールで食品2点を盗み、警察から微罪処分を受けていたことが判明。男性が当時、上司に報告していた記録は残っていない。 志摩建設事務所保全室(志摩市)の川村和彦主査(42)は8月10日午前2時50分ごろ、伊勢市内のコンビニで、フィギュア4個(約5千円相当)を盗んだとして、伊勢署に逮捕された。 川村主査は平成27年12月21日にも、松阪市内のコンビニで雑誌など3冊を盗んだとして、松阪署に逮捕されていた。当時は翌28年3月に停職3月の懲戒処分を受けていた。 中央児童相談所(津市)の男性一時保護対応協力員(22)は今年3月、津市内でビールを飲んだ後、自転車を運転。同相談所の男性一時保護対応協力員(20)も5月、焼酎を飲んだ後に自転車を運転した。 2人とも警察官に呼び止められたことをきっかけに飲酒運転が発覚。呼気検査で基準値を上回るアルコールが検出され、道交法違反(酒気帯び運転)で罰金10万円の略式命令を受けた。 農業研究所生産技術研究室(松阪市)の男性主幹(52)=課長補佐級=は4―6月、上司や部下ら4人に「お前使えへん」などと、他の職員らがいる前で複数回にわたって怒鳴った。 県は研究所から連絡を受けて把握し、パワハラに当たると判断した。県が職員のパワハラを認定するのは初めて。職員2人が精神疾患の診断を受け、うち1人は5月から休職している。 男性主幹は「業務を失敗されたくなかった。自分を抑えられなかった」などと説明。「パワハラに当たるという認識がなかった。言葉使いが悪い点をただします」などと話したという。 また、県は28日付で、この男性主幹を主査級に分限降任させた。男性主幹の行為を認識していながら防止策を講じなかったとして、男性所長(56)と、男性室長(60)を戒告の懲戒処分とした。 一見勝之知事は「県政への信頼を大きく損なう重大な非違行為で、深くおわびする。具体的で我が事と認識できる研修を実施し、コンプライアンスを徹底する」とのコメントを出した。

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