勤務していた金融機関で、顧客の預金約1500万円を着服して横領したとして、元渉外担当の男が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、愛知県江南市の自称会社員、坪井良将容疑者(32)です。 警察によりますと、坪井容疑者は2024年2月から10月までの間に、当時勤務していた金融機関の顧客6人から集めた預金、計約1500万円を自身の口座に振り込んで横領した疑いが持たれています。 坪井容疑者は当時稲沢市内の支店で渉外担当をしていて、顧客から預金として現金を預かり、金融機関のタブレット端末で入金の手続きをして顧客のサインをもらったあと、顧客にわからないようにタブレット端末を強制終了することで入金の記録を消していたとみられています。 2024年10月に被害者の1人から金融機関に「預けたお金が入っていない」と相談があり発覚しました。 坪井容疑者は2024年11月に金融機関を懲戒解雇されていて、警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。