香港のマンション火災で、建物に設置されていた保護ネットの一部が防火基準を満たしていなかった問題で13人が逮捕されました。警察は「長きにわたり企んでいた犯罪だ」と非難しています。 香港当局はきのう、火災が起きたマンションの修繕工事のために設置されていた保護ネットについて、20か所から集めたサンプルのうち、7か所のサンプルが防火基準を満たしていなかったと発表しました。 7月の台風で保護ネットが破損した際、関係者が基準に満たないものを取り付けましたが、その後、基準を満たすものも購入し、調査をすり抜けようとしていたということです。 香港政府 政務官 「“基準を満たしたもの”と“満たさないもの”を一緒に使っていた。長きにわたり企んでいた犯罪だ」 これに関連して、警察は建設会社やコンサルティング会社の13人を過失致死の疑いで逮捕しました。今後も新たに逮捕者が出る可能性もあるということです。 この火事をめぐり、これまでに151人の死亡が確認されています。