若者の麻薬密売グループの主犯格とみられる富山市の21歳の男が、県内で大麻やコカインなどを多数の人に譲り渡す密売ビジネスをしていた疑いで再逮捕されました。 麻薬特例法違反などの疑いで再逮捕されたのは、富山市堀の無職、小沢亜瑠容疑者（21）です。 小沢容疑者は、今年4月から8月までの間に、10代の少年3人と共謀して多数の客に対し大麻やコカインなどをビジネス目的で譲り渡した疑いがもたれています。 富山市内では少なくとも県内に住む10代から50代の、のべ10人に譲り渡した疑いです。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。 客も含め、これまでに11人が逮捕された若者グループによる一連の事件。5人の密売人の中には2か月で500万円を売り上げた男もいたということで、県内外でのべ数百人に販売されていた可能性もあります。 小沢容疑者は、大麻や覚醒剤を含む錠剤などを所持したとして、麻薬取締法違反や覚醒剤取締法違反の罪ですでに逮捕・起訴されていて、初公判ではおおむね容疑を認めていました。今回はそれよりも刑の重い麻薬特例法違反の疑いで再逮捕されました。