3日、住居不定、自称・無職の男(42)が特殊詐欺の疑いで再逮捕されました。 警察によりますと男はほかの者らと共謀し去年12月、糸魚川市に住む80代の女性から現金190万円をだましとったのち、女性のキャッシュカードを不正に使用し現金200万円を払い出して盗んだ疑いがもたれています。 去年12月、男の共謀者らが女性の自宅へ孫と偽って電話をかけ、「現金を至急必要としているので、代わりに行く上司の息子に渡してもらいたい」とうそをつき、翌日、上司の息子になりすました別の人物が女性の自宅を訪ね、現金190万円を受け取ったとみられています。 女性はその際に誤ってキャッシュカードを渡してしまい、男らはその後、女性のキャッシュカードを使用して、群馬県高崎市内のコンビニのATMから複数回にわたり、現金約200万円を払出して盗んだ疑いももたれています。 男の認否について警察は明らかにしていませんが、この事件の指示役とみて調べているということです。 男はことし7月以降、窃盗、詐欺、覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕されていて、警察が他の事件にも関与していないか関連を調べています。