去年、首都圏で相次いだ「匿名・流動型犯罪グループ」、いわゆるトクリュウによる強盗事件のうち、千葉県市川市の事件を指示したとして、20代の男4人が埼玉県警と警視庁、千葉と神奈川県警の合同捜査本部に逮捕されました。 一連の事件で指示役とされる人物の逮捕は初めてです。 強盗致傷などの疑いで逮捕されたのは斉藤拓哉容疑者(26)、福地紘人容疑者(26)、村上迦楼羅容疑者(27)渡辺翔太容疑者(26)の4人です。 調べによりますと4人は去年10月17日、実行役らと共謀して千葉県市川市の住宅に侵入し、女性を暴行してけがをさせ、現金などを奪った疑いが持たれています。 女性は車で一時連れ去られ、埼玉県内で保護されました。 去年8月から一都三県では18件の強盗事件が相次いでいて、捜査本部はこれまでに実行役や現金の回収役など51人を検挙してきました。 このうち、埼玉県では4件発生しているということです。 捜査本部は4人が他の事件にも関わったとみて全容解明を進める方針です。