解体工事現場から出た産業廃棄物のコンクリートなど約3トンを渋川市の山林に不法投棄したとして、警察は4日、埼玉県の廃棄物処理会社の代表ら5人を逮捕しました。 廃棄物不法投棄の疑いで逮捕されたのは、埼玉県さいたま市の廃棄物処理会社「シッカリ工業」代表のデミル・エルダル容疑者(46)と、トルコ人の男3人、パキスタン人の男1人、それに、桐生市新里町の農業、山口一男容疑者(83)のあわせて5人です。 警察によりますとデミル容疑者らはことし10月、解体工事現場から出たコンクリートや瓦、石こうボードなど約3トンを山口容疑者が一部所有する渋川市北橘町赤城山の山林に捨てた疑いが持たれています。警察は捜査に支障があるとして、5人の認否を明らかにしていません。 警察はことし7月、この場所での不法投棄を疑う通報を受け警戒を強める中、デミル容疑者らの関与が浮上し、埼玉県越谷市にある会社のヤードなどを捜索し5人が特定されました。 警察は共犯者や余罪についても捜査を進めています。