「マネーロンダリングの疑いで逮捕状が出ている」「あなた名義の口座が振り込め詐欺に使われた」 警察かたる男に約2400万円だまし取られる特殊詐欺が2件発生 青森県

警察官をかたってお金をだまし取る特殊詐欺が相次ぎ、青森県内では5日、2件で計5000万円近くの被害があったことがわかりました。 十和田署管内では、10月から11月までの間に50代男性が警察をかたる男に「あなた名義の口座が振り込め詐欺に使われた」と電話で伝えられました。その後LINEでのやりとりで警察手帳を見せられるなどして信じ込み、男性は調査の目的で要求されたあわせて約2400万円をATMで振り込みました。 また八戸署管内では、11月に70代男性のスマートフォンにNTTドコモカスタマーセンターを名乗る女から電話があり、「あなたの名前が悪用されているかもしれません。被害届を出した方がいいです」と伝えられました。 その後、警察官をかたる女が電話に出て「LINEで事情聴取をします」と言われ、LINEのビデオ通話に誘導された男性は、女の上司を名乗る男から「マネーロンダリングの疑いで逮捕状が出ている」などと言われ、指示された通り「資金調査」の名目であわせて約2400万円をATMで振り込みました。 青森県内で特殊詐欺の被害額は今年、過去最悪の5億円を超えていて、県警は12月10日までを集中警戒期間として、金銭の要求には1人で対応しないよう呼びかけています。

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