覚せい剤を所持または使用したなどとして、敦賀市の密売人の男ら4人が逮捕されました。押収した覚せい剤は、県警として平成以降最大となる130グラム余り、末端価格で750万円以上に上るということです。 覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、大韓民国国籍で敦賀市古田刈の会社役員・金裕二容疑者(51)と敦賀市野坂の無職・古井時良容疑者(61)など合わせて4人です。 警察の調べによりますと、金容疑者は今年10月、古井容疑者と共謀し、古井容疑者の自宅で営利目的で覚せい剤0.9グラムを所持した他、県内またはその周辺で覚せい剤を使用した疑いが持たれています。 2人は覚せい剤を密売していたとみられ、顧客として浮上した大野市の40代の男2人も逮捕されました。金容疑者と古井容疑者は、顧客と電話でやり取りをして、対面で覚せい剤を売り渡していたとみられるということです。警察は捜査に支障があるとして、いずれの容疑者の認否も明らかにしていません。 ところで、警察は古井容疑者の自宅から130グラム余り、末端価格で750万円以上の覚せい剤を押収していて、県警が捜査した密売の取り引きでは平成以降で最大です。警察は覚せい剤を入手したルートなどについて、さらに調べを進めています。