「日本に住み続けたかった」クルーズ船で入国の中国籍男性逮捕 福岡

上陸許可期間を超えて日本に滞在したとして福岡県警臨港署は5日、住所、職業いずれも不詳で中国籍の男性(21)を入管法違反(不法残留)容疑で現行犯逮捕した。男性はクルーズ船で入国しており「日本に住み続けたかった」と容疑を認めているという。臨港署は詳しい経緯を調べている。 逮捕容疑は3日、上陸許可期限を同日までとする上陸許可証の交付を受けて博多港(福岡市)から入国したが、そのまま在留期間を超えて残留したとしている。 臨港署によると、男性が乗ってきたクルーズ船の代理店から3日、「(男性が)船に戻って来ない」と110番があった。クルーズ船はそのまま出港したが、県警が防犯カメラで男性の顔や服装を確認して捜査していたところ、5日に博多港のクルーズ船乗り場に男性が現れたため、身柄を確保した。 クルーズ船は中国発着で韓国・済州島を経由して博多港に入港。出港後は中国・上海に向かう航路となっていた。【平川昌範】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加