盗まれたのは創立50周年の記念“二宮金次郎像” 時価5万円相当…閉校した小学校に設置 美唄市

北海道・苫小牧警察署は2025年12月8日、窃盗の疑いで苫小牧市に住む自称・自営業の男(45)と岩見沢市に住む無職の男(64)を逮捕しました。 男2人は8月18日午前7時ごろから10月8日午前9時ごろまでの間、美唄市光珠内町の閉校した学校敷地内で銅像1体(時価5万円相当)を盗んだ疑いがもたれています。 警察によりますと、盗まれたのは高さ約115センチ、幅約50センチの二宮金次郎像で、亜鉛交じりの青銅でできていて重さは約41キロだということです。 苫小牧市に住む男は11月10日に建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されていて、警察はこれらの捜査の過程で二宮金次郎像の窃盗を覚知しました。 二宮金次郎像は、苫小牧市内の金属買取業者に売られていて、売値は3万4850円でした。 美唄市役所によりますと、被害にあったのは、この付近にあった私立沼南小学校の創立50周年記念(1940年)に作られた二宮金次郎像で、小学校の統合などを経て閉校した光珠内中央小学校の敷地内に設置されたということです。 光珠内中央小学校は2009年に閉校していて、管理を委託されている人が最後に草刈りをした8月18日以降に盗まれたとみられています。 警察の調べに対し、苫小牧市の男は「私と岩見沢市の男がやった盗みで間違いない」と容疑を認めていますが、岩見沢市の男は「その場所に行ったのは間違いないが、盗んだのは苫小牧市の男である」と容疑を一部否認しています。 警察は、空知地方の廃屋などでも同様の窃盗被害を認知していて、余罪を捜査しています。

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