ドバイの特殊詐欺拠点へ「かけ子」を渡航させたか リクルーター役の男を容疑で再逮捕 兵庫県警など

アラブ首長国連邦のドバイを拠点とした特殊詐欺のかけ子グループが摘発された事件で、兵庫県警と北海道警の合同捜査本部は9日、電子計算機使用詐欺の疑いで、大阪市中央区の防水工の男(33)を再逮捕した。合同捜査本部によると、男はかけ子を国内からドバイへ送るリクルーター役を担っていたという。 再逮捕容疑はともに逮捕、起訴されている自称コーディネーターの男(48)や会社員の男(29)らと共謀して3月、通信事業者のカスタマーセンター職員を名乗って京都市西京区の女性(90)に電話するなどし、女性の口座から計20万円を別の口座に送金した疑い。合同捜査本部は認否を明らかにしていない。 県警特殊詐欺特別捜査隊によると、防水工の男は日本国内で会社員の男に声をかけ、ドバイへ渡航した会社員の男は、カスタマーセンター職員役として事件に関与していたという。 防水工の男は、自称コーディネーターの男らと共謀し、高齢女性から現金2770万円をだまし取った詐欺容疑で逮捕され、神戸地検に8日、起訴されていた。

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