十和田署は9日、青森県内の30代女性が警察官や検事をかたる男らに現金159万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。 同署によると、6日、女性のスマートフォンに「+」から始まる電話番号から電話があり、「手続きしないと電話が使えなくなる」との自動音声の後、楽天モバイルの社員と名乗る男につながった。長野県警捜査第二課の宮脇渉を名乗る男に電話が代わり、ショートメッセージで警察手帳の画像が届いた後、「詐欺の犯人があなたから口座を300万円で買ったと話しており、あなたも逮捕されるかもしれない。潔白を証明するため、その金額の半分以上の額を調べる必要がある」と言われた。 翌7日、女性は検事のコバヤシと名乗る男から指示を受け、指定された口座に現金159万円を振り込んだ。 その後、警察官をかたる詐欺が横行しているとの報道を見て、被害に気付いたという。