指定薬物エトミデート密輸疑い 男を逮捕、過去最大量 警視庁

指定薬物のエトミデートを含有する液体(計約2キロ)をタイから密輸したとして、警視庁薬物銃器対策課は10日までに、医薬品医療機器法違反(輸入)容疑で、職業不詳の間中謙二容疑者(59)=東京都八王子市堀之内=を逮捕した。 「知人から荷物の受け取りを依頼されたが、拒否するつもりだった」などと話し、容疑を否認している。 同課によると、エトミデートの密輸量としては全国で過去最大という。同容疑者は指定暴力団の関係者とみられ、同課が詳しい経緯を調べる。 逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、11月、タイからエトミデートを含有する液体(計約2148.7グラム)を八王子市の間中容疑者の自宅宛てに発送し、輸入した疑い。 液体はポンプ付きのボトルに入れられ、ボディーローションに偽装されていた。末端価格は2000万円以上に上るとみられる。 エトミデートは「笑気麻酔」や「ゾンビたばこ」などと呼ばれ、手足のけいれんや異常行動を引き起こす場合がある。5月に指定薬物として規制された。

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