刃物を持った女が校内に…サスマタで職員が応戦 警察が女を逮捕した”その瞬間”をカメラが捉えた 山形市の高校に包丁女 下校時間の出来事のすべて(山形)

窓際に立ち、手に刃物を持つ女。 サスマタだろうか・・・教職員が柄の長い棒を持ちあたりを取り囲む。 生徒たちは、教室に避難し身を潜めた。 事件があったのは10日の午後3時半ごろ。山形市城西町の惺山高校の事務室にいた職員が、学校敷地内にいる女を見つけた。 赤い上着に白の帽子。よく見ると、手には刃物が光っていた。 授業は終わっていたが、下校と部活動が始まろうかという時間。まだ校内にいる生徒も多かった。 「刃物を持った女が校内にいる」 職員らは警察に通報するとともに校内放送で生徒らに呼び掛けた。 「教室にいる生徒は直ちに窓を閉めて、教室から出ないように!」 ■警察が確保した、その瞬間 職員と女のにらみ合い・・・緊迫した時間が流れる。 その間、警察も現場に急いでいた。山形市内をけたたましくサイレンを鳴らし、緊急走行をしながら高校方面に向かう多数のパトカーなどが目撃されている。 学校では教職員らがサスマタとみられる柄の長い棒を持ち、女に対応し続ける。 そして、警察が駆け付けたのちの、午後3時57分。 女は2階の廊下にいたところを銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕された。 確保されたとき、女は包丁を振りかざすこともなく抵抗はしなかったという。 ■女はもう一本、包丁を持っていた 女が持っていたのは文化包丁。柄から刃の先端までの長さが6センチ以上あった。バッグには、もう1本包丁が入っていた。 下校時間に突然起きた出来事。幸い、けがをした人はいなかった。 逮捕直後とみられる写真には、女が警察に背中を抑えられる姿が映されていた。 調べに対し女は自称 新庄市千門町に住む38歳の女だと話している。 警察が動機や犯行に至ったいきさつとともに、女に責任能力があるかも含め調べを進めている。

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