今年8月、神戸市のマンションで会社員の女性が殺害された事件で、神戸地検は殺人などの罪で36歳の男を起訴しました。 起訴されたのは住居不定・無職の谷本将志被告(36)です。起訴状によりますと谷本被告は今年8月20日、神戸市内のマンションに侵入し、エレベーターの中で会社員の女性(24)をペティナイフで数回刺して殺害したなどとして、殺人などの罪に問われています。 また、2日前の8月18日から20日にかけて、女性につきまとったり勤務先の周りをうろついて見張ったりしたとして、ストーカー規制法違反の罪に問われています。 警察によりますと、谷本被告は逮捕後の取り調べに対し「好みのタイプだと思って後をつけた」としたうえで、「エレベーターの中でペティナイフを突きつけて言うことを聞かせようと思ったが、叫ばれたので刺した」という趣旨の話をしていたということです。 神戸地検は谷本被告の事件当時の精神状態を調べるため、12月8日まで鑑定留置を3か月間実施し、刑事責任を問えると判断しました。