談合事件が発端で同日に“トリプル選挙”か…前市長・市議が談合で辞職→市長選に前県議が出馬で県議補選を実施→市議補選も実施へ【高知・土佐清水】

官製談合事件で逮捕・起訴された土佐清水市の前市長・程岡庸被告の辞職に伴って実施される「土佐清水市長選挙」を前に、11日、立候補予定者説明会が開かれました。 土佐清水市の程岡庸前市長は、市の公共工事の入札をめぐり、最低制限価格を永野裕夫市議に漏らした官製談合防止法違反などの疑いで11月に逮捕され、今月1日に辞職し、2日に起訴されています。新市長を決める選挙は、2026年1月11日に告示され、1月18日に投開票が行われます。 土佐清水市役所では、この市長選挙の立候補予定者説明会が開かれ、出馬を表明した前県議の橋本敏男氏の陣営をはじめ、複数の関係者が出席しました。 高知県選挙管理委員会によりますと、橋本敏男氏が土佐清水市長選挙に出馬するため辞職した県議を辞職したことに伴う県議会議員補欠選挙(土佐清水市選挙区)は、2026年1月9日告示、18日投開票の日程で行われます。 また、程岡前市長とともに逮捕・起訴された永野裕夫市議会議員については、9日に辞職願が弁護士を通じてFAXで届き、10日の市議会で「17日付けで辞職すること」が同意されています。 これに伴う土佐清水市議会議員補欠選挙の投開票も、同じ2026年1月18日に実施される可能性が高くなっていて、土佐清水市の市長・市議の談合事件に端を発し、同じ日に3つの選挙が行われることになりそうです。

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