特殊詐欺の被害を食い止めようと、若林警察署が12月11日、寸劇で注意を呼びかけました。 犯人役「あなたに逮捕状が出ています」 被害者役 「えぇ!私にですか?」 警察官を名乗る犯人役と高齢の被害者役。ビデオ通話で「資金を調査する」と金の購入を持ちかけられ、金塊1000万円分をだまし取られるという寸劇です。 演じたのは、若林警察署の若手署員でつくる「若樹隊」。手作りの台本と小道具を使い、実際に起こりうる場面をコミカルに再現しました。 警察役 「これって、今はやりの特殊詐欺ってやつですよ」 被害者役 「特殊詐欺!?」 76歳 「不安になってくる、年を取ってくると。そういうところにうまくつけ込んでいるなと思った」 若林警察署生活安全課 林健司課長 「このような寸劇を通じて、最新の手口を理解した上で、地域の場で留意点などを広めていただければ」 今年、宮城県内では、金塊を狙った特殊詐欺が6件発生し、被害総額は5億2000万円に上っています。