「ウサギの島」として知られる広島県竹原市の大久野島でウサギを蹴って死なせるなどしたとして、広島地検呉支部は3日、住所不定の堀田陸被告(25)を動物愛護法違反で起訴しました。 起訴状によりますと、堀田被告は1月9日と21日に、竹原市忠海町にある大久野島で、愛護動物であるウサギを蹴るなどして死なせたほか、ウサギの口にはさみを入れてけがをさせたとされています。 堀田被告は大久野島の遊歩道で、ウサギを蹴る暴行を加えたとして、1月21日に現行犯逮捕されました。また、先月10日には別のウサギを死なせたとして再逮捕されていました。 環境省によりますと、大久野島では去年11月ごろから、短期間にまとまった数の死んだウサギが、断続的に確認されていて、その数は、99匹に及んでいます。 堀田被告が逮捕された1月21日以降、まとまった数のウサギが死んだケースは確認されていないということです。