【AFP=時事】シリアで米国兵らが犠牲となった攻撃を受け、シリア軍と米国主導の有志連合が14日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のスリーパーセル(長期間社会に潜伏している工作員)に対する作戦を開始した。 シリア政府が「テロ攻撃」と表現する攻撃が13日に発生し、米兵2人と民間人の通訳1人が死亡した。一方で米政府は「IS戦闘員による攻撃」と述べ、実行犯はその後殺害されたと発表している。 匿名を条件にAFPに語った内務省当局者によると、「シリア砂漠全域での治安作戦」で「米国主導の国際有志連合と協力してダーイシュ(ISのアラビア語略称)のスリーパーセルを追跡している」という。当局者は、13日に中部パルミラで起きた攻撃への関与が疑われる3人を逮捕したと発表している。 シリア当局は、実行犯は「過激なイスラム思想」を理由に14日に解雇予定だった治安部隊の一員だったと発表した。別の当局者によれば、銃撃犯は「10か月以上治安部隊に所属し、複数の都市に配属された後、パルミラに転属された」という。【翻訳編集】 AFPBB News