少女に飲酒させ、暴行の餌食に…15歳息子の同級生を集め「性的なパーティー」繰り返していた親の「罪状」(米)

10代の若者たちに性的行為をさせるパーティーを主催していたとされる被告人が、4年前の逮捕以降、保釈なしで勾留され続けている。この被告人シャノン・オコナーの刑事裁判は延期が続き、今月初めに冒頭陳述が行われたという。 米カリフォルニア州サンタクララ郡地方検事局によると、オコナーは2021年10月に児童虐待、性的暴行、未成年者へのアルコール提供など39件の罪で起訴された。その後、2023年11月には大陪審によって67件の罪で再び起訴されたとNBCベイエリアは報じている。 検察によれば、オコナーは2020年から2021年にかけて、14歳から15歳の若者を対象にパーティーを何度も開いていた。オコナーには2020年10月時点で15歳だった息子がいるが、オコナーは息子の友人たちを自宅に集めては過剰な量のアルコールを与え、性的行為を勧め、さらにはパーティーのことを他言しないよう指示していたという。 NBCベイエリアによると、オコナーは全ての容疑を否認している。また、オコナーの弁護士であるスティーブン・プレコスキーは昨年時点で、オコナーが逮捕されて以来保釈を認められていないことに驚いていると語っていた。 ■酩酊状態の少女に対して性的な行為をするよう少年に促す 「それは通常、最も重大な犯罪者に適用される措置だ。殺人犯と同等と言える。彼女は明らかに殺人犯ではない。むしろ、再犯の可能性は極めて低いと考えられる。公共の安全という観点から見ても、最終的にそう判断されたことに少し驚いている」とプレコスキーは語った。 一方、地方検事補のレベッカ・ワイズは、オコナーについて「公共の安全に対する脅威」であり、「本件の被害者だけでなく地域社会の他の人々にとっても脅威だ」と語っている。 地方検事局の捜査官クリスティーナ・ハンクスは陳述書の中で、オコナーが10代の少女にアルコールを与え、嘔吐したり立てなくなったり、意識を失うまで飲ませていたと主張した。また、酩酊状態の少女に対して性的な行為をするよう少年に促し、その現場を見ていることもあったと述べている。 さらにハンクスは、オコナーが若者たちに対し、「もし誰かにパーティーのことを話せば、自分は刑務所に行くことになる」と話していたとしている。 サンタクララ郡地方検事局は本誌に対し、「現時点では、裁判の進行を見守り、証拠がすべてを物語ることを望んでいる」とコメントした。これから裁判が本格化する見込みだが、検察側は多数の証人を呼ぶ予定であるため、今後も長く続くと見られている。

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