全国大学ラグビー選手権 準々決勝 天理大 わずか5点差でベスト8敗退 奈良

全国大学ラグビー選手権は20日、準々決勝が行われ関西王者の天理大学は、関東対抗戦3位の名門・早稲田大学にあと一歩届きませんでした。 ゲームは黒のジャージー・天理が、キックオフ直後から全員フルスロットルの怒涛の勢いで攻め込みます。そして開始わずか2分、連続攻撃から留学生のサウララが先制のトライを奪います。 しかし、早稲田は落ち着いていました。前半8分、外のスペースを見逃さずキックパスから追撃のトライ。コンバージョンキックは決まらず天理のリードは2点になります。 さらに前半31分、早稲田はフルバック・矢崎のカウンター。大学生ながら日本代表でもある矢崎の巧みなランから逆転のトライにつなげます。 後半も1トライを奪われ12点差とされた天理。29分、ようやくチャンスが巡ってきました。 ゴール前の密集からサウララが抜け出し最後はキャプテン・上ノ坊。5点差に詰め寄ります。 残り10分で早稲田を射程圏内に捉えた天理、すべてを出し切ろうと再三攻め込みますが、壁のような早稲田のディフェンスに阻まれます。 創部100周年の節目に再びの頂点を目指した天理でしたが26対21、わずか5点が届きませんでした。しかし小松監督は6月の部員逮捕という不祥事からここまでチームを立て直した選手たちを称えました。 天理大学・小松 節夫監督 「(学生たちは)本当に最後まであきらめずによくやってくれたと思います」 天理大学・上ノ坊 駿介主将 「来年、後輩たちがリベンジに帰ってくると思うので後輩に期待したいと思います」

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