新潟市北区の県営住宅で22日夜、居室に火をつけ建物を燃やそうとしたとして住人の男が逮捕されました。 現住建造物等放火未遂の容疑で逮捕されたのは新潟市北区に住む無職の男(52)です。 警察によりますと、新潟市北区の県営住宅で22日午後8時半前、近隣の住民が「1室から出火してボンと音がしている」と警察へ通報がありました。 出火したのは北区早通北5の“早通団地”と呼ばれる5階建ての集合住宅3階の一室で、消防が駆け付け、約1時間後に鎮火しました。 この火事でケガ人はいませんでしたが、警察官が現場付近にいた男に事情を聞いたところ、男の容疑が浮上したため、逮捕に至りました。 警察の調べに対し、男は「死のうと思って火をつけた」と話していて容疑を認めています。男は午後8時頃、居室内のゴミに火をつけて建物を燃やそうとしましたが、畳の一部を燃やした程度で未遂に終わったということです。 現場周辺には県営の集合住宅が20棟以上あり、一時騒然としました。