【2025ハイライト】この1年に県内で起きたあの事件や出来事…ニュースライブラリー主要記事総ざらえ(静岡)

(記者) 「小学生が乗っていた自転車でしょうか、現場には複数台の自転車が残されています。くつや破片も散乱しています」 3月。浜松市中央区館山寺町で軽トラックが小学生の自転車の列に突っ込んだ事故。この事故で、4人が巻き込まれ、当時8歳だった石川琴陽さんが亡くなりました。 軽トラックを運転していた男性は過失運転致死傷の疑いで送検されましたが、4月に処分保留で釈放され、在宅で捜査が継続。 男性は取材に対し…「衝突する2、3秒前から気を失ったと思う」と当時の状況を明かしています。 こうした中、遺族は男性への危険運転致死傷罪適用を求めてオンライン署名活動を開始。父親は「事故以来、突然、家庭がつぶされ、いまだに悲しくつらい日が続いています。加害者は一度謝罪して以来、何一つせず今に至ります。危険運転致死傷罪の適用を求めます」とコメントしています。 4月。 (高山 基彦 キャスター) 「今、広末さんが出てきました。広末涼子さん釈放です」 俳優の広末涼子さんが、乗用車を運転中に県内の新東名で大型トレーラーに追突する事故を起こし病院に搬送。搬送先の病院で看護師にケガをさせ逮捕、その後、処分保留で釈放に。広末さんは釈放後、所属事務所を通しコメントを発表。 (広末さんのコメント) 『被害者をはじめ多くの方々に多大な迷惑と混乱を与えてしまったことを大変申し訳なく思っており、深く反省しております』 事故から7か月たった11月。警察は広末涼子さんを過失運転傷害の疑いで書類送検。起訴状によると広末さんは事故を起こす前時速約185キロのスピードで走行していたとされています。そして、12月22日、掛川区検は広末さんについて簡易裁判所に略式起訴しています。 7月。浜松市中央区のガールズバーで起きた凄惨な事件が。 ガールズバーで働いていた2人の女性が、背中などを刃物で複数回刺されて死亡しました。 2人を殺害した罪に問われているのが店の常連客だった無職で41歳の被告の男。男は「ククリナイフ」と呼ばれる刃の部分が曲がった殺傷能力の高い刃物2本を使い犯行に及んだとされています。一方で女性とのトラブルも…。 (男を知る人) 『「LINEが返って来ない」「電話かけても電話でない」「アフター来るって言ったけど来ない」「連絡ぶっちされた」と怒っていた』 殺害された2人がやり取りしていたメッセージの内容を発端に犯行に及んだとみられる被告の男。なぜ犯行に至ったのか。今後、裁判で明らかになるのでしょうか。 8月。 (記者) 「会合が行われていた公民館に突 然、刃物を持った男が現れたと いうことです」 8月には静岡市駿河区中島にある公民館で、自治会の会合に出席していた男性が背中などを刃物で刺されて、殺害された事件も。殺人の罪で起訴されたのは静岡市駿河区中島の職業不詳で54歳の男の被告です。 2人の間に、いったい何があったのでしょうか。 そして、事件以外にも…。 (澤井 志帆 キャスター) 「こちらの温度計には40度と表示されています」 “災害級”の暑さに連日見舞われた2025年の夏。静岡市駿河区では全国でも歴代2位タイとなる41.4℃を記録しました。 9月には…。 台風15号接近に伴い県内では線状降水帯も発生し各地で大雨に。 そして、静岡県内の広い範囲で非常に強い突風が発生。牧之原市から吉田町にかけては風速75メートルの国内最大級の竜巻が発生しました。 (竜巻の被災者) 「バンバンバーンてきて、そのうちバーンときたら、ガラスがバリバリバリと割れて」 その威力は凄まじいものでした。特に甚大な被害の出た牧之原市では、住宅被害は1300棟余りに上り、全壊は73棟という被害になりました。 そして、1年間を通して私たちの生活を大きく揺るがしたのが…。 ”コメの高騰”。 前年から続く“令和の米騒動”。そこで政府が行ったのが。 ”備蓄米”の放出。 静岡県内でも各地のスーパーやコンビニなどで備蓄米の販売が開始されると…。 (伊藤 薫平 キャスター) 「あ、もう並んでいますね。今、午前7時半なのですけれど、備蓄米を求めて約200人が列を作っています」 店の前には長い列が…。まさに”異常”とも言える光景となりました。この備蓄米の放出によってコメ価格は下がったものの、新米が出回ってもなお、値段は高止まりしています。 2026年は、安心して購入できるような価格にまで落ち着いてほしいものです…。

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