「人身取引」被害のタイ人少女が帰国 政府施設で保護へ 都内で違法に性的接客…日本に置き去りの母親も送還され逮捕

東京都内のマッサージ店でタイ国籍の当時12歳の少女が違法に働かされていた事件で、日本で保護されていた少女が26日、タイに帰国しました。 当面はタイ政府の施設で保護される予定です。 この事件は、2025年6月に母親と日本を訪れた当時12歳のタイ国籍の少女が、都内のマッサージ店に置き去りにされ、性的な接客をさせられていたものです。 少女は9月に自ら東京出入国管理局に助けを求め保護されていましたが、26日、日本を出国し、タイの首都バンコク近郊の空港に到着しました。 空港で少女と面会したタイ政府の関係者によりますと、少女は「マッサージ店で働くために日本に連れて行かれたと知っていた」「弟に会いたい」などと話したということです。 また、少女は当面の間、タイ政府の保護施設で生活する予定だということです。 事件をめぐっては、台湾当局に拘束されていた少女の母親(29)が23日にタイに送還されて人身取引などの疑いで逮捕されていますが、「違法行為という認識はなかった」と容疑を一部否認しています。

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