【科捜研特集】”ナノ”で鑑定する最新機材導入も「非常に憂慮すべき状況…」県警科捜研が抱える採用の課題と最新顕微鏡を取材【高知】

刑事ドラマでもおなじみの「科捜研=科学捜査研究所」の現場に、カメラが潜入しました。犯人逮捕の“決め手”を探し出す鑑定の現場に、“ナノレベル”の証拠も見逃さない最新鋭の顕微鏡が導入されました。 高知県警刑事部科学捜査研究所、通称「科捜研」 DNA型の鑑定などを担当する法医係や機械事故・火災の原因を調べる物理係など4つの係の研究員が日々、事件解決や事故原因の究明のため、鑑定作業などにあたっています。 その「科捜研」に、2025年12月に導入されたばかりの2つの顕微鏡があります。「デジタルマイクロスコープ」と「走査型電子顕微鏡」です。 ◆高知県警 科捜研 築山主任研究員 「こちらが先日更新された『走査型電子顕微鏡=通称・SEM』と呼ばれる資機材です。そして奥にあるのが『デジタルマイクロスコープ』と呼ばれる資機材です」 「デジタルマイクロスコープ」は、低倍率で素早く観察できるのが特徴です。破断したネジを観察してみると、ネジの断面が鮮明に映し出され、腐食の細かい部分まで確認できました。 このように、小さなネジの断面1つを見るだけでも、事故の原因などが分析できるということです。 ◆高知県警 科捜研 築山主任研究員 「『なぜ破断したのか』という原因の特定は、捜査の上で重要な意味を持ちます。もともと腐食していて事故になったのか、事故後に発生した腐食なのか⋯という見極めも重要な意味を持つので、そういった点も注目しながら解析を行っています」 そして「走査型電子顕微鏡」では、電子線を照射しナノレベルで観察できるほか、元素の分析も同時に行うことができます。この「走査型電子顕微鏡」で解析した画像を見ると、「どの方向から力が加わったのか」というところまでわかるといいます。 ◆高知県警 科捜研 築山主任研究員 「解析した画像を見ると、左上方向に引き伸ばされているような状態になっているのがわかりますが、それは『この領域が、この方向に引っ張られた力を受けて破断している』ということです」

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