これとともにトランプ大統領は今回の作戦で米国の西半球(アメリカ大陸)の影響力が強化されるだろうと述べた。彼は「(今回の作戦の)起源は『モンロー主義』に遡る。われわれはこれをはるかに跳び超え、人々は『ドンロー主義』と呼ぶ。われわれの新しい国家安全保障戦略(NSS)の下、西半球で米国の支配力は二度と疑問視されないだろう」と強調した。 ◇「米国の西半球支配力疑問視されないだろう」 1823年に当時のモンロー大統領が宣言した「モンロー主義」は米国が欧州の内政に介入しない一方で欧州列強の西半球への干渉もやはり容認しないという外交原則だ。「ドンロー」はトランプ大統領の名前「ドナルド」と「モンロー主義」を組み合わせた言葉だ。 この日の記者会見にはルビオ国務長官、ヘグセス国防長官、ラトクリフ中央情報局(CIA)長官、ケイン統合参謀議長らが参加した。 ◇目と耳隠したマドゥロ氏の強制連行写真公開 トランプ大統領は記者会見直前に交流サイト(SNS)のXにマドゥロ大統領強制連行の場面が写った写真を上げた。トランプ大統領は「マドゥロが強襲揚陸艦に乗船した」としながらこの写真を公開した。写真の中でグレーのジャージ姿のマドゥロ大統領は黒い眼帯で目隠しされヘッドフォンで耳を覆われたまま水のボトルを握った姿だった。 米国はこの日明け方、米陸軍最精鋭特殊部隊のデルタフォースを投じてマドゥロ大統領夫妻を逮捕した。CIAはベネズエラ政府内の諜報員を通じマドゥロ大統領の動線と位置を把握してきたという。この日午前2時ごろ、ベネズエラの首都カラカスとカラカス東部ラ・カルロタ地域の空軍基地など各地で米軍の空爆によるものと推定される爆発音が聞こえ、航空機が低空飛行する姿が見られたりした。 トランプ大統領はその約3時間後の午前5時ごろ、自身のSNSを通じ「マドゥロ大統領に対する大規模攻撃を成功的に遂行し、マドゥロ大統領と夫人が逮捕され国外に移送された」と伝え、今回の作戦と関連した詳しい内容は記者会見で明らかにするとした。 マドゥロ大統領は米国の強襲揚陸艦「イオー・ジマ」に乗せられ米国に移送されており、ニューヨークのマンハッタン南部連邦裁判所で裁判を受けることになる見通しだ。