「火災くらいからお金が回ってないとか噂が…」経営をめぐるトラブルか 飲食店経営男性の遺体損壊・遺棄容疑で逮捕の3人=静岡

静岡市などで飲食店を経営する男性の遺体を損壊し、遺棄した疑いで男女3人が逮捕された事件。3人は被害者が経営する会社に関係していて、経営をめぐるトラブルがあったとみて、警察が捜査しています。 年末が近づき、多くの人で賑わう静岡市内の繁華街。被害者は、繁華街で複数の飲食店を展開する会社役員の男性でした。 <容疑者と最近会話した人> 「こんな近くでそんなことがあるなんてと思って怖い」 静岡県藤枝市の山中で遺体で見つかったのは、静岡市葵区の会社役員の男性(30)。遺体を遺棄したなどの疑いで逮捕されたのは、男性が経営していた会社の関係者でいずれも静岡市に住む会社役員の男(31)、飲食店店長の男(27)、アルバイト店員の女(19)です。 逮捕される1週間前に逮捕された会社役員の男と話したという男性は「社長が亡くなったという話は聞いていたので、『大丈夫?』っていう感じで声を掛けて『何とか』みたいな感じで」と、当時を振り返ります。 夏頃から、関係者の間で連絡が取れなくなったという会社役員の男性。10月、男性の母親が「息子と連絡が取れない」と行方不明届を提出。関係先から押収した車のカーナビ履歴から遺棄場所を特定し、遺体を発見しました。 関係者によりますと、亡くなった男性と逮捕された会社役員の男が経営していた店舗で起きた火事以降、資金的に厳しくなったとみられています。 <逮捕された会社役員の男と最近話した人> 「噂でしかないですけど、火災くらいから(亡くなった男性の)お金が回ってないとか、そっち方面じゃないかなと、僕らは(亡くなった男性が)いなくなった時に思っていて」 Q. そっち方面というのは、金銭トラブルがあった? 「そうです。そうです」 事件の背景にあったのは、会社の経営をめぐるトラブルか。警察は3人が会社役員の男性が死亡したいきさつを知っているとみて、殺人容疑も視野に捜査を進めています。

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