「ふざければ痛い目を見る」警告飛ばしたホワイトハウス…世界の警察、西半球の支配者に

「No games.FAFO」 3日にトランプ米大統領がベネズエラのマドゥロ大統領を逮捕して行った「断固たる決意作戦」成功後、米ホワイトハウスの公式インスタグラムアカウントにはこうした内容の投稿が上げられた。「FAFO」は「Fuck Around Find Out」の略で、投稿を解釈すれば「冗談ではない。ふざければ痛い目を見るぞ」という意味となる。 いわゆる「Fワード」が含まれた言葉がホワイトハウスの公式アカウントに投稿されたのは異例だが、この表現はトランプ政権関係者が公式行事で公開的に言及した前例のある略語だ。昨年9月にバージニア州クワンティコ海兵隊基地で開かれた全軍指揮部行事でヘグセス国防長官は「平和を望むならば戦争を準備しなければならない。われわれの敵が愚かにも挑戦するならばFAFOという文字通り圧倒的な暴力と精密さで踏みにじるだろう」と発言した。 米軍将軍・提督800人余りが集まったこの行事でトランプ大統領は「今後数年間で軍をいまよりさらに強く、さらに激しく、さらに速く、さらに怖く、さらに強力にさせる。世界で最も致命的で支配的な軍隊として数十年、数世代にわたり米国を守らなければならない」と話した。トランプ大統領の発言は口先だけではなかった。この日トランプ大統領は米軍を動員してベネズエラの核心要衝地を空爆し、ベネズエラの現職大統領夫妻をニューヨークに強制連行した。 こうした電撃的な作戦の背景をめぐっては、西半球(アメリカ大陸)での覇権回復の意志、ベネズエラ国内に埋蔵された石油などがあるとみられている。それが何であれトランプ大統領は今回の作戦を通じ自国の利益に反する場合にはいつでも軍事力を動員して圧迫する可能性があることを公言した格好となった。 一部ではトランプ大統領式の南米政策「ドンロー主義」が露骨化しているという分析も出ている。ドンロー主義は親トランプメディアのニューヨーク・ポストが昨年1月にトランプ大統領の対外政策を説明するために米国第5代大統領のモンローが提示したモンロー主義とトランプ大統領のファーストネームのドナルドを合成したもので、軍事力と経済力によりアメリカ大陸覇権を成し遂げたモンロー主義とトランプ大統領の対外政策が似ていることから作られた造語だ。 トランプ大統領はマドゥロ大統領強制連行後の記者会見で「(今回の作戦の)起源はモンロー主義に遡る。数十年間米国の歴代政権は西半球で大きくなっていく安保脅威を放置したが、もう西半球で米国の支配力は二度と疑問視されないだろう」と話した。これと関連し米国がこれまで自認してきた「世界の警察」の役割を投げ「西半球帝国の支配者」として君臨しようとしているという解釈も出ている。 こうした中、ホワイトハウスは「Fワード」を含んだ投稿で米国の利益に反する不特定多数を相手に警告に出た。ホワイトハウスのX緊急対応アカウントもマドゥロ大統領が米連邦麻薬取締局ニューヨーク支部の建物の廊下を通り連行される動画を投稿し「犯罪者が歩いていった」とのキャプションを付けた。ベネズエラを対象にした軍事作戦をめぐり米国内でも批判が出ている状況の中で強攻モードを維持するという考えとみられる。

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