「臓器売ったらいいじゃん」「逃げたらどうなるか分かってるよね」-。 熊本県内の20代女性はホストクラブの売掛金(つけ)が最高約80万円に膨らんでいた。ホストから返済を迫られ、性風俗店で体を売った。「自分が悪いんだけど…」。心身ともぼろぼろになり、後悔してもしきれない。 始まりは昨年10月。友人に誘われ、好奇心から熊本市中心部のホストクラブを訪れた。初めての夜の世界は、全てが新鮮だった。ホストたちが代わる代わる自分の席に来て、言葉を交わした。最後に、もらった名刺の中から「しゃべっていて一番楽しかった」1人をお気に入りとして選び、LINE(ライン)を交換した。 「暇だから来てよ」。ホストから頻繁に連絡が入るようになった。断れない性格で週に1~2回、多い時は4回通った。最初の頃は1回2万~3万円だった会計は10万円ほどに増えた。「店でナンバーワンになりたい。シャンパン入れて」。ホストにそう言われ、ついうなずいてしまった。