Ahmed Elimam Maha El Dahan [ドバイ 4日 ロイター] – イエメン暫定政府は4日、分離派「南部暫定評議会」(STC)が南部の港湾都市アデンを封鎖していると非難し、「必要なあらゆる手段をとる」と警告した。 アデンは、イランが支援するフーシ派が2014年に首都サヌアを占領したことを受け、暫定政府の「首都」となっている。昨年12月、STCはアデンを含む南部地域を掌握したと発表。しかし今月、暫定政府が南部地域の東にあるハドラマウト州の州都マカラを奪還したと表明していた。 暫定政府は、STCが市民のアデンへの移動を制限する措置を取ったと指摘し、アデンで摘発・逮捕を行っているとの報告も受けたと述べた。 STCはロイターに対し、暫定政府の主張は事実の完全な歪曲だとし、アデンの状況は安定していると述べた。 イエメンの南部分離派の問題には、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が影を落とす。イエメン暫定政府はサウジが、STCはUAEが支援する。サウジとUAEはフーシ派との戦いでは連合軍として共闘してきたが、STCの勢力拡大を受けて関係に亀裂が入った。ただ最近になり暫定政府側がSTCを巡る問題の打開を図る会合の開催をサウジに要請。サウジがこれに応じ、対話を呼びかけ、STCも3日に歓迎の意を示していた。