特殊詐欺などの被害金の一部をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁と愛知県警の合同捜査本部は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、無職の樋口拓也容疑者(38)と、職業不詳の相田栄幸容疑者(34)を再逮捕し、新たに男4人を逮捕した。警視庁特別捜査課はいずれの認否も明らかにしていない。 新たに逮捕されたのは、豊島区の無職、高山孝治容疑者(41)と中国籍の男ら。 特捜課によると、樋口容疑者はマネロングループの首謀者で、高山容疑者は、樋口容疑者から暗号資産(仮想通貨)で送金された犯罪収益を現金化する「相対屋(あいたいや)」と呼ばれる役割だったとみられる。その後、中国籍の2人が現金を相田容疑者に渡し、樋口容疑者に還流していた可能性がある。令和6年1月~7年2月の間、少なくとも約28億5千万円が樋口容疑者から高山容疑者に送金されていたという。 6人の逮捕、再逮捕容疑は7年1~2月、何者かと共謀して、都内の60代女性から特殊詐欺でだまし取った約2800万円を仮想通貨に変換。別の資金と混ぜ、現金化した計約8千万円を受け取り、犯罪収益を隠匿したとしている。 樋口容疑者の関係先には、広域強盗事件に関与した「ルフィ」グループの被害金が運び込まれた疑いがもたれており、合同捜査本部は組織の全容解明を進めている。